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500Hzの化物モニターAlienware AW2524HF発売
360Hzが発売されてから2年
早くもとんでもないバケモンが新たに発売されました😳
その名も「Alienware AW2524HF」
このモニターは脅威の500Hz
今あるゲーミングモニターの中で最も高速なリフレッシュレートを備えるモンスターマッスィーン
わん吉
パワー!!ヤー!
しかし、当然ながらこれを活かすには相応のPCが必要です
現状最高クラスのRTX4090をもってしても500fpsは厳しいところで、500Hzの真価を発揮するには次の世代のCPU・GPUが必要になります
さらにこのモニターは黒挿入が使えません
これはFPSプレイヤーにとっては残念なところですが、これまで最高スペックだった360Hzでは足りなくなっている状況でもあります
黒挿入ないのはアレだけど500Hzは遅延も少ないし結構アリ
価格もさすがに高額ということもあり、特に考えずに購入するにはハードルが高すぎるところではあります
そこで今回は、Alienware AW2524HFのスペックや、メリットデメリットなどを解説していきたいと思います٩( 'ω' )و
ポチって移動する目次
AW2524HFのスペック
スペック詳細
スクロールできます
サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FHD(1920x1080) |
パネル | IPS |
リフレッシュレート | 500Hz(DP接続+OC)/480Hz(DP接続)/255Hz(HDMI接続) |
応答速度 | 最速モード で 0.5 ms GtG(最低)/1 ms GtG 超速モードで 2 ms GtG 高速モードで 3 ms GtG |
輝度 | 400 cd/m² |
コントラスト比 | 1000:1 |
最大表示色 | 10.7億色 |
色域 | sRGB 99% |
色精度 | sRGB プリセットモードで ΔE2000 < 1.5 |
HDR | HDR 10 |
黒挿入 | |
VRR | FreeSync |
視野角 | 178°/178° |
入出力端子 | HDMI 2.1 (HDCP 1.4) DisplayPort 1.4 x 2 (HDCP 1.4) USB 3.2 第1世代 アップストリーム USB 3.2 第1世代 ダウンストリーム x 2 USB 3.2 第1世代 ダウンストリーム、バッテリー充電1.2 x 2 |
スピーカー | なし |
電源 | 内蔵 |
消費電力 | 0.3 W(オフモード) 0.5 W(スタンバイモード) 18.5 W(オンモード) 74.0 W(最大) |
スタンド調節機能 | チルト角:-5°/+21° スイベル機能:-20°/+20° 高さ調整機能:110 mm ピボット機能:-90°/+90° |
外形寸法(WxHxD)+重量 | スタンド付き (最低ポジション) - 幅: 55.514 cm - 深さ: 24.371 cm - 高さ: 39.051 cm - 重量: 9.1 kg スタンド付き (最高ポジション) - 幅: 55.514 cm - 深さ: 24.371 cm - 高さ: 50.051 cm - 重量: 9.1 kg スタンド除く - 幅: 55.514 cm - 深さ: 8.4 cm - 高さ: 32.886 cm - 重量: 3.65 kg |
VESA規格 | 100 x 100 mm |
その他機能 | フリッカフリー技術, Low Blue Lightテクノロジー, 3面ベゼルレス, Dell ComfortView Plus |
主な付属品 | ユーザーマニュアル ディスプレイポートケーブル - ディスプレイポート接続 - 1.8 m USB-C DisplayPort ケーブル - 1 m USB 3.2 第1世代アップストリームケーブル - 1.8 m ステッカー |
保証 | 付加サービス Advanced Exchange ServiceおよびPremium Panel Exchange (3年間) |
リフレッシュレート最大500Hz
リフレッシュレートは最大で500Hzですが、これにはオーバークロックが必要です
オーバークロックはモニターのOSD設定にある「ゲーム」の項目から「オーバークロック」をオンにすることで利用できます
- オーバークロックをオフにした場合は480Hz(DP)
しかしオーバークロックは画面のチラつきが発生する場合があるので、プレイの妨げになるようならオフにしましょう
500Hzをフル活用するのは難しいので480Hzでも十分アリ
応答速度は0.5ms
500Hzは1秒間に500回画面が更新されるので、最低でも応答速度は2ms以下であることが必要です
このモニターは最速で0.5ms~1ms、超速で2msとなっているため、リフレッシュレートに必要十分な応答速度となっています
ぶっちゃけ応答速度は144Hzの時点からあんま変わらない
解像度はFHDで画面サイズは24.5インチ
モニターの解像度とサイズはFPSなどe-sports向け
FPSに4Kなどの高解像度は不要ですし、画面サイズは24インチぐらいがベストです
一方でRPG系の高グラフィックゲームをプレイする場合や、作業用としてはFHDの24インチは物足りないですが、ここはトレードオフなのでどっちを重視するかで選ぶしかない感じ
どっちを重視するかは永遠の悩み
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AW2524HFの特徴
ここからはAW2524HFの特徴についてみていきます
- 超高速500Hz
- 黒挿入は使えない
- 価格は約10万円
- 使いやすい台座
- 画質も悪くない
最大の特徴は500Hzのリフレッシュレート
これまでは360Hz(390Hz)が最高でしたが、ついにリフレッシュレートは500Hzにまで向上しました
しかしこのモニターには黒挿入がありません
240Hzから360Hzに上がったときも同じ問題がありましたが、当時はZOWIEのXL2546Kの方が評価が高く、Redditでは360Hzを購入したけどXL2546Kに戻したという人も見られました
ちな240Hz➡360Hzは1.5倍、360Hz➡500Hzは1.39倍
あと思ったより価格が安いのが意外でした
360Hzが出たばかりのころと同じ約10万円という価格設定になってますね
画質はIPSパネルを採用し、色精度がΔE<1.5と正確な色を表現できるパネルとなっています
他にも地味に大事なスタンド調整もしっかり対応し、調整だけではなく台座の形状も使いやすい六角形タイプなのも高ポイント
さすがはフラグシップモデルという感じ
メリット
高リフレッシュレートのメリットは3つあります
- フレームレート(fps数)上限アップ
- ティアリングが減少
- 入力遅延が減少
簡単にまとめるとこんな感じですが、それぞれどのようにメリットになるのか詳しくみていきます🕵️♀️
フレームレート上限アップ
単純にリフレッシュレートが高ければ、より高いフレームレートでゲームをプレイ可能
フレームレートに関しては知ってる人が多いと思いますが、動きがなめらかになるため視認性が上がり、映像が飛び飛びにならないのでトラッキング精度が向上します
360Hzからは非常に細かい差
ですが360fpsでは見えなかった1フレームから2フレームの間が生成されるわけなので、連射系の武器やオーバーウォッチのザリアみたいなレーザーとかだと当てやすく感じる
見やすくなる分エイムも合わせやすい
ティアリングが減少
高リフレッシュレートは画面のチラつき(ティアリング)を減らす効果もあります
ティアリングは画面が引き裂かれたような映像になる現象
これはフレームレート(fps数)がモニターのリフレッシュレートを超えたときに発生するもの
なのでPCスペックが高い人ほど高リフレッシュレートモニターにした方が良くて、仮に500fps出なくても400fps以上出ているようなら360Hzから買い替えるメリットがあります
360fpsを余裕で超えてしまうなら500Hzにするのはアリ
入力遅延が減る
入力遅延というのは操作が映像に反映されるまでのラグのことです
例えば角待ちショットガンとか芋砂とかで、敵がきた!ってクリックしたものがコンマ何秒かで反映されるわけですが、リフレッシュレートが高いものほど反映されるのが速くなります
ちなみに入力は
- マウス&キーボード操作
- グラボ
- モニター
という順番なので、マウスやキーボードなどのデバイス由来の遅延と、垂直同期などによるグラボの遅延、それからモニターの表示遅延(入力遅延)という感じ
遅延はさらにネット回線(Ping)とかもあるから複雑
ちなみに遅延は500fpsじゃなくても効果があります
基本的にGPUはフレームを生成した時点で送信され、それをモニターが受信して映像として表示するので、1秒間に表示できる高リフレッシュレートモニターが有利に働きます
一般ユーザーはここまでやる必要ないと思いますが、プロゲーマーやスポーツとして上を目指していきたい人にとっては最高の装備だと言えるでしょう
エクス↑カリバー↓よ
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デメリット
デメリットはとしては3つあります
- 黒挿入が使えない
- 要求スペックが高い
- 価格が高い
まとめるとこんな感じですが、もうちょい詳しくみてみましょう🕵️♀️
黒挿入が使えない
FPSプレイヤーだと黒挿入がないのは結構デカい
360Hzが出た当初も黒挿入が使えないモデルが多かったですが、当時は黒挿入のない360HzよりもZOWIEのXL2546Kという240Hzモニターの良いという意見がよく見られました
- 360Hzは240Hzの1.5倍
- 500Hzは360Hzの1.4倍
このことを考えると500Hzでも360Hzのときと同じことが当てはまるのではないかと思います
ちなみに今だとZOWIEのXL2566Kがそのポジション
- 360Hzで性能の高い黒挿入が使えるXL2566K
- 黒挿入は使えないけど500HzのAW2524HF
XL2566Kの価格はアマゾンで10万円です
AW2524HFは96,800円なので4,000円ぐらい安い
ZOWIEの製品は同スペックの価格よりも高いことが多いですが、360Hzは他が値下がりして6~7万円台になっているので、この価格差はただ単に高いだけというわけではなさそうです
DyAc+を体験するとモニターはカタログスペックでは語れないなって思う
高スペックPCが必要
当然ながら500Hzを活かすには相応のPCが必要です
具体的には次の世代のCPU・GPUから活用する形となりそう
現状だとRTX4090がヴァロラントなどの軽めなゲームだと一部シーンで400fps以上出せると思いますが、スモークなどスキルが重なると300fps台まで落ちてしまうと思います
RTX5090はRTX4090の1.7倍性能が上がっていると言われているので、次の世代から本格的に使っていけるのではないかと予想されるところ
ちなRTX5000シリーズは2024年末ぐらいって噂
価格が高い
価格は約10万円
競技向けゲーミングモニターの中では最高クラスの価格となっています
コスパを考えるなら中級者向けぐらいが一番いいですが、このモニターはコスパではなく、最大のパフォーマンスを求める上級者向け
1~2年前まで360Hzが同程度の価格だったことを考えると、価格はかなり抑えられているのかなと思います
一般的な感覚としては高いけど、思ったほど高くなかった
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AW2524HFの用途適正
それではここからは適正についてです
ゲームのジャンルや作業など、このモニターでどのようなことができて、どのようなことが合わないのかをみていきます🕵️♀️
ゲームのジャンル適正
FPSなどの対戦ゲームはもちろん、入力遅延が少ないので格ゲーや音ゲーにも最適
格ゲーは60fps上限ということもあり恩恵が少ないですが、音ゲーは軽いのが多いので500fpsも問題なく出せると思います
RPGやシミュ系にも普通に使えますが、RPG中心にプレイするなら4Kなどの高解像度モニターの方が満足度は高い
カジュアルに遊ぶだけならこれじゃなくてもいい
普段使いや作業適正
ゲーム以外にも使えはします
でも24インチのFHDモニターなので作業をガツガツこなすには物足りません
やはり作業する場合は高解像度の方が作業スペースが広く使えて便利ですし、イラスト制作や動画編集も4Kが当たり前になりつつあるのでFHDでは不十分かも
とはいえ趣味で使う分には問題ないのでついでに使うぐらいなら全然OK
結論:競技向けモニターの新時代きちゃ
ゲーミングモニターもいよいよ500Hzです
正直プロ含め徐々に360Hzを使用する人が増えてきているなーと思っていたら、もう新しいやつでるんかいって思いました😂
- 240Hzが2017年
- 360Hzが2021年9月
- 500Hzが2023年9月
実際240Hz➡360Hzは4年近くかかったのに、360Hzからちょうど2年ぐらいで500Hzなのでかなり早い
ただCPUは大体毎年、GPUは3年ぐらいで新世代のものが発売されて、スペックが1.5倍~2倍ぐらいガンガン上がっているのを考えるとモニターも上げていく必要があります
PCスペックだけ高くてもしゃーない
ちなみに高解像度系もWQHD×360Hzとか、4K×240Hzなどが出てきてます
RTX5090はRTX4090の1.7倍とか噂されているのを考えると、ワンチャン8Kゲーミングモニターが出てくる可能性も
とりあえず500Hzは次の世代のCPU・GPUが発売されてからが本番だと思いますが、すでに4090でもある程度は活かせると思います
もし興味があるなら先にモニターを買い替えも検討してみてはいかがでしょうか٩( 'ω' )و
お気軽にコメントください(´°v°)/ンピッ