e-Sports/競技向けゲーミングモニターの評価指標

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アボログ(当サイト)の評価指標について

e-sports/競技向けモニターの評価付けの基準を解説します

この評価はあくまで当サイト内のコンテンツに対するものとなりますが、ゲーミングモニター選びに困っている方がいましたら参考になれば幸いです

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esports/競技向けゲーミングモニターの評価基準

項目おすすめ度スコア
リフレッシュレート4
画面サイズ3
応答速度2
黒挿入1
総評n/10
価格Amazonなどの販売価格
e-Sports/競技向けモニターの評価指標

評価点は10点満点+α(加点式)

  1. リフレッシュレート
  2. 画面サイズ
  3. 応答速度
  4. 黒挿入

小数点は0.5まで可能として主に4つの項目からスコア化

その他便利な機能があればそこも加点とし、最終的に10点を超える場合があるものとします

+αで加点されたものは分けて表記[例:10+1点,9+2点]

基本的には加点方式で評価します

ただし、応答速度など実測値と公表値の乖離がある場合など、カタログスペックよりも使用感が悪い場合には減点式でマイナス評価

また、今後より高いスペックのものが出た場合には、それを上限としてそれまでの最上位の点数を下げて評価します

詳しいスコアは以下のとおりです

追記:「価格」の項目を追加しました

新しく価格を項目に加えました

価格は評価とは別枠としてあくまで目安として記載してます

価格のおすすめ度として5段階で星を付けますが、同スペックとの比較になるので4KとFHDでは評価軸が違うものとなります

FHD×144HzならFHD×144Hz(~170Hz)の中での比較です

①リフレッシュレート[4/10]

リフレッシュレート点数+α(加点)
360Hz4390Hz[+0.5]
240Hz3280Hz[+0.5]
144Hz2165~170Hz[+0.5]
60Hz175Hz[+0]

リフレッシュレートは最もスコアが高い項目となります

理由はモニターのスペックの中で一番明確に差が出る要素だからです

リフレッシュレートによるメリットは4つ

  1. フレームレートの上限アップ
  2. 反応速度アップ
  3. 入力遅延を減らす
  4. 動画応答速度(MPRT)が速い

単純にリフレッシュレートが高いほどフレームレートを高く表示できるのが一番のメリットだと思いますが、東京都市大学の研究結果によると、人間の目は高リフレッシュレートの方が反応速度が速くなることが判明

今回、240Hzで動作可能な高速モニターと独自開発したゲームソフトを用いて、人間の反射神経(単純反応速度)を調べた結果、周波数を高く設定したモニターの方が(240Hzと120Hzで比較)反応速度が速くなり、少なくとも人の目が1000分の8秒の画像変化を認識することが明らかになりました。

https://www.tcu.ac.jp/news/all/20201117-33297/

また、競技向けとして重要な遅延の要素も実はリフレッシュレートが高い方が速くなります

リフレッシュレート入力遅延
60Hz8.33ms
120Hz4.17ms
144Hz3.47ms
240Hz2.09ms
360Hz1.39ms
引用:RTINGS|Our Monitor Input Tests Input Lag

他にも動画応答速度(MPRT)は高リフレッシュレートほど良い

MPRTが速いほど残像感が少なくなるため、リフレッシュレートに対するスコアは最も高いものとします

なおMPRTについて詳しくはこちらで解説してます

一方で60Hzから144Hzに上げたときと、144Hzから240Hzに上げたときでは高くなるほど効果は薄くなる

リフレッシュレートとは「1秒間に切り替わるコマ数」のこと

いくらコマ数が増えても1秒であることは変わりないので高くなるほど効果は薄れてしまうということです

以上のことから競技向けモニターの評価基準として、リフレッシュレートを最も高くしながらも全体の4割程度にとどめて評価することとします

②画面サイズ[3/10]

サイズ点数
24インチ3
27インチ2
32インチ1
40インチ以上0

リフレッシュレートの次に画面サイズを重視します

理由は画面から近い方が細かいところまで見やすく、目や頭を動かさずに視界に収まるからです

モニターのサイズと距離で視認性が変わる

モニターのサイズが大きいと距離をとる必要があります

  • 距離が遠くなると視界に収まりやすくなる反面、小さく表示されているものが見づらい
  • 近いと敵などの視認性が高くなるが、画面端が視界に入りきらず見落とすことになる

どちらも一長一短あるように思えますが「画面は小さく距離を近く、ゲーム内設定のFOV(視野角)を最大に広げる」これがおそらくベスト

以下APEXのプロを集計した結果

サイズ視野角
24インチ(40人)110(52人)
27インチ(5人)107(1人)106(3人)104(9人)103(1人)102(1人)100(3人)
32インチ(0人)98(1人)98(1人)96(1人)90(4人)
https://prosettings.net/apex-legends-pro-settings-gear-list/

これはあくまで一例にすぎないとはいえ、FPSなど競技では大きい画面でプレイするメリットが薄いので24インチをベストとして評価付けします

③応答速度[2/10]

GtG(公表値)点数
1ms(残像・逆残像 低)2
1ms(残像・逆残像 高)1
4ms以上0

応答速度は大体どれも1msで変わりません

なのでRTINGSやTFTCentralなどを参考に、残像や逆残像、または実測値でより速いものを高くカウントします

1msを超えるものも同様に残像・逆残像を参考にしますが、2ms以上は基本0点としてカウントし、残像次第でスコアを加点(最大2点)していく形で評価します

追記:残像や逆残像が著しく発生するなど、実際の使用感が悪い場合は減点

④黒挿入[1/10]

黒挿入点数
あり(輝度が高く逆残像が少ないもの)1+1
あり(輝度低下や逆残像がある)1
なし0

黒挿入はメーカーや製品によって性能が異なります

画面輝度(明るさ)の低下は製品によって差があり、中には逆残像が発生するものもあるので黒挿入の有無と性能の差をスコア化

性能の違いは以下のような形

ZOWIE(DyAc+)
ASUS(ELMB SYNC)
GIGA BYTE(Aim Stabilizer)
DELL(MPRT)

画像はRTINGSより引用

  • 輝度が下がらないもの
  • 逆残像が感じられないもの
  • 残像が減り視認性が上がるもの

上記のような性能が良い黒挿入を搭載している製品は+αの加点対象として評価するものとします

追記:価格について

評価自体には関わりませんが価格も比較して評価します

項目おすすめ度スコア
リフレッシュレート4
画面サイズ3
応答速度2
黒挿入1
総評/10
価格Amazonなどでの価格
e-Sports/競技向けモニターの評価指標

同スペックの中で比較して価格も表記します

一目で性能やコスパの良さを判断できる指標になるよう今後も改善を続けていきたいと思います

その他[+α/10]

ここまで大枠の基準として10点満点のスコアになります

ただリフレッシュレートや応答速度などは数値上全く同じものがたくさんあり、結局同じ点数のものばかりになってしまうので+αの要素を加点式で評価します

  • 360Hz
  • 24インチ
  • 1ms
  • 黒挿入あり

例えばこういう満点のモニターが複数あっても、より残像が少ないものは加点して上位にすることで差別化するような形です

上限は特に定めませんが5点を限度とする

10点まで加点を許すと評価が細かくなりすぎて管理しきれないと思うので一旦加点上限は5点に留めることとします

今後スペックが上がった場合

今後480Hzのものが出てくることがわかっているため、さらにスペックが高いものが販売されるようになったときは改めてスコアの見直しを行います

ただし素のスペックが高いものと、OC(オーバークロック)でブーストしたものとでは前者を評価

OCはDP接続のみなど制限があったりチラつきが発生する可能性があるなど、デメリットがあるので加点数を0.5としてスコア化するものとします

当サイト(アボログ)のe-sports/競技向けモニターの評価基準は以上です

評価点に関しては今後も更新していきます

誤字脱字の更新は特にお知らせはしませんが、評価基準の更新に関しては更新前の情報は射線を引くなどして残したままにするので参考にしていただければ幸いです

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