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TN・VAパネルって大丈夫?TN・VA・IPS,量子ドット・有機ELの特性と違い

TNパネルって画質悪いって聞いたんだけど大丈夫?
VAパネルって残像やばいんだよね?
ゲーミングモニターを買おうと思って調べると、FPSならTN一択とか、とりあえずIPS選んどけば間違いないなど、いろんな情報を目にすると思います
- VAは残像がひどい
- TNは画質が悪い
中にはこんな情報もありますよね(。-`ω-)ンー
でもぶっちゃけTNでもVAでも大丈夫です💪😤
TNやVAがダメって言われるのも「何を重視するか」によって違います
- FPSなどesports向けはTN
- 映画やアニメなど動画向けはVA
その中間ぐらいでバランスのいいIPSが現在の主流となっていますが、どのパネルも性能が上がっているので一概にVAがダメとかIPS一択だとは言えません

どのパネルでも言うほど悪くはない
何を重視するかによっておすすめなパネルの種類は違います
パネルの種類 | 視野角 | コントラスト | 発色 | 応答速度 |
---|---|---|---|---|
TN | ||||
VA | ||||
IPS | ||||
有機EL |
パネルの違いや性能比較としてはこんな感じ
性能面は有機ELが優れていますが、焼き付きや寿命が短いというデカめのデメリットがあり、ゲームと相性が良いけど悪いという意味わからん立ち位置になっています🙄



じゃあ何を選べばいいの?
結論としては以下の通りになります
スクロールできます
パネルの種類 | esports | RPG | アクション | 動画視聴 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
TN | |||||
VA | |||||
IPS | |||||
有機EL |
例えばグラフィック重視のゲームでも
- 明るく鮮やかな色合いのJRPG
- 暗くて重厚な映像のオープンワールド
- 動きが激しいアクションゲーム
- ゆったりとしたアドベンチャーゲーム
同じジャンルでも色んな要点があり、何を重視するかはユーザーによって異なります



普段どんな用途に使うことが多いかでキメル!
ゲームといってもジャンルは様々
FPSでもVAROLANTなどesports系もあればボーダーランズのようなPvEもあります
人によって妥協できる点・こだわりたいポイントは違うので、あまり情報に流されずに自分がどうしたいかキッチリ検討して決めていきましょう٩( 'ω' )و



んーでももっと詳しく調べてから決めたい
ということで、ここからはもうちょい詳しくパネルの違いやメリット・デメリットなどについて解説していきます( ー`дー´)キリッ
ポチって移動する目次
TN/VA/IPSの特性と違いについて


一般的にモニターは液晶モニターのことを言います
モニター内部は何層にも分かれていて
- バックライトLED
- TFT液晶
- RGBフィルター
主にこの3つが映像を表示させています


液晶というのはTFT液晶(Thin Film Transistor Liquid Crystal)という半導体の一種です
薄い膜のようにパネル内部に満たされ、光を通すシャッターのような役割を担います



液晶で光の量を調節してRGBフィルタを通すことで色を表現するよ
この「TFT」ってやつは3種類あって
- TN方式
- VA方式
- IPS方式
よくパネルの種類がーって言ってるのはこれのこと💡
TNとかVAとかIPSというのは光の通し方の違いでして、この違いが応答速度や視野角に影響するということなんですね



シャッターとカーテンとブラインドの違いみたいなものよ
TNパネルのメリット・デメリット
メリット
デメリット
TNパネルは「Twisted Nematic」の略
日本語では「ねじれネマティック液晶」と言います


電圧がオフの状態では液晶分子が偏光板の間で”ねじれ”た状態になっていて、電圧がオンになると”真っすぐ”に配列が変わり光を遮断する構造になっています



構造上見る角度に影響を受けやすく視野角が狭め


個人的な感覚では画質は言うほど悪くない
最低限の色性能(sRGBのカバー率など)はしっかり対応しているし、視野角は画面サイズにもよるので24インチぐらいならまあセーフかなと
何よりも画質を一番重視するならTNはおすすめできないけど、残像感は少ないのでFPSなど動きが激しくアクション性の高いゲームに最適です👍
TNパネルのメリット
- 製造コストが安い
- 電力効率が高く省電力
- 構造が単純で応答速度が速い
TNパネルは価格が安く比較的省電力
構造が単純なためコストが低く液晶の透過率が高いのでバックライトの出力が控えめでも画面を明るくしやすい
ゲーミングモニターとして一番注目なのは応答速度の速さ
正確には応答速度というより残像感が少ないことがメリットです
応答速度はどのパネルも差がなくなってますが、TNパネルは他と比べて残像(逆残像)が目立ちにくく、競技性の高いFPSなどesports系のゲームでは特に相性が良いパネルとなっています



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TNパネルのデメリット
- 視野角が狭い
- 発色が悪い
- 光をしっかり遮断することができない
使用上見る角度で光量や色に変化が起きやすい
正面から見ても画面端は角度が付いてしまうため、画面サイズが大きいほど色やコントラストなどの変化を感じる
光を通しやすくコントラストが低くなりやすい
また、光を完全に遮断することが難しいためコントラストが低くなり、視野角の影響とコントラストの低さが合わさっていわゆる「発色が悪い」という色の再現性が低いパネルとなります



全体的に白っぽい画質で光が強く感じて目が疲れやすい気がする
VAパネルのメリット・デメリット
メリット
デメリット
VAパネルは「Vertical alignment」の略
日本語で「垂直」「整列」という意味で、液晶分子が偏光板に対して垂直に並んでいて、電圧をかけると平行になり光を通します


電圧がかかっていない状態では液晶分子が垂直(縦)になり、光をガッツリ遮断するため黒の表現力が高い
現在は上の画像のような「マルチドメイン式(MVA)」というものが主流で、垂直というよりは斜めに近い状態なのでIPSほどではないですが視野角が広くなりました



VAもTNと同様に「垂直」なので見る角度で変化が起きやすい


視野角が狭く見る角度で色の変化が起きやすいため、色の正確さが重要なカラーマネジメントとの相性は良くないです
しかしVAはコントラストが高さが最大のメリットです
そのため映画などの動画視聴や、RPG・アドベンチャーゲームなどの美しいグラフィックでゆったりとしたゲーム性のものと相性抜群👍
VAパネルのメリット
- 高コントラスト
- 動画や静止画など映像向け
- 湾曲パネルの豊富さも随一
TN・IPSが1000:1程度のコントラスト比なのに対しVAは3000:1ほど
コントラストは個体差というか、メーカーや製品によって多少左右するので一概には言えませんが、液晶パネルの中ではVAがダントツなので特に映像コンテンツ向け
湾曲パネルなどユニークな製品
また湾曲パネルも多く、ウルトラワイドの湾曲などユニークな製品が多いのもメリット



コントラストが高く光漏れが少ないので暗い部屋で使うならVAがつよい
VAパネルのデメリット
- 視野角がやや狭い
- 色の再現度は高くない
- 応答速度が遅い
視野角の狭さは改善されてる
現在主流なのはMVAなので視野角は言うほど悪くはないです
色の再現性もIPSよりは悪いけど、TNよりも優れている中間ぐらいに位置するため言うほど悪くはない
応答速度は改善されたけど残像感はまだ改善の余地あり
ただ応答速度の遅さ、残像感に関してはVAの最大の欠点で、特に暗い部分の黒い染みのような残像が発生してしまうので動きの激しいゲームや映像には向きません



オーバードライブで改善されるけど逆残像が出るので結局残像感はある
IPSパネルのメリット・デメリット
メリット
デメリット
IPSは「In-Plane-Switching」の略
日本語に訳すると「平面スイッチ」というような意味で、TNやVAは垂直(縦)だったのに対しIPSは水平(横)に並んだ液晶分子を並行に回転させる方式です


垂直方向に傾きが発生しないため、見る角度で色や明るさなどの変化が少ない
IPSパネルは応答速度が遅いとされていましたが、AHVAというタイプのIPSパネルを筆頭に応答速度も改善され、その結果現在ではIPSパネルが主流となりました



なのでぶっちゃけ迷うこともあんまりない


IPSパネルは最もバランスが良く無難です
視野角が広く発色が良いので動画などの映像コンテンツを楽しむのもいいですし、色の再現性が正確なのでDTPやイラスト制作などの業務用としても多く使われています
コントラストの低さやバックライトの光漏れが弱点ではあるものの、画質と応答速度を両立するためFPSなどの競技系からRPGなどの高グラフィックのものまで幅広く万能です👍
IPSパネルのメリット
- 視野角が広い
- 発色が良い
- 応答速度がそこそこ速い
どの角度から見ても安定した色合い
映像の美しさという意味ではVAも負けてはいません
しかしIPSはどの角度から見ても色の破綻が起きにくいので、横になったり背もたれにもたれてリラックスした姿勢で使うのに最適です
応答速度はTNとほとんど変わりない
応答速度もかなり向上して数値だけでいえばTNとの差はなくなっています
ただ、残像感という意味ではTNよりもオーバーシュートが目立ちやすいので、実質的な応答速度はまだTNと同じとは言えないので過度な期待は禁物
とはいえ初心者が選ぶならIPSから選ぶのをおすすめします



現状360Hzという最高スペックはIPSパネルのみ
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IPSパネルのデメリット
- コントラストが低い
- バックライト漏れ
- 残像がひどいのもある
IPSグローと呼ばれるバックライト漏れ
IPSパネルの最大の欠点はバックライト漏れです
海外ではIPSグローと言われたりもしますが、画面の四隅から光が漏れやすい特徴があります






TNパネルは全体が白っぽいのに対し、IPSパネルは四隅にスポットライトがあるかの如く光が漏れるため、部屋を暗くして使用することや暗い映像の作品には向きません



明るい場所で使う分には問題ない
安価なものほどオーバードライブの調整が甘い
IPSパネルは応答速度自体は速いですが実際にはオーバーシュート(逆残像)発生率が高かったり、TNよりも目立ちやすいため実質的な応答速度はそれほど高くはありません



特に安いものはド派手にオーバーシュートするものもあるので注意が必要
量子ドット(QLED)について


まあまあ長いので先に結論だけまとめます🕵️♀️
ざっとまとめると以上の通りです
ということで、ここからさらに具体的な話に移りたいと思います٩( 'ω' )و
量子ドットと液晶の違い
いわゆるパネルの違いはTFT液晶の方式のことでした
しかし最近よく見かけるようになった「量子ドット」や「Nano IPS」と言われるパネルはなんなん?と思っている方も多いのではないでしょうか🤔


量子ドットやNano IPSはいわゆるパネルの種類とは違い、バックライトやRGBフィルタに関する技術となります
量子ドットのデメリット
デメリットについて気になる方も多いと思いますが、我々ユーザー視点からのデメリットはコストアップぐらいです
コストアップといっても段違いに違うってわけでもないので、あんまり気にしなくても大丈夫👍
量子ドットはナノサイズの半導体結晶
コロイド状量子ドット(QD:Quantum Dot)は、量子力学に従う独特な光学特性を持つナノスケールの半導体結晶のことを指します。通常、2-10 nmの直径で、10-50個ほどの原子で構成されます。一般的には、コロイドナノ結晶のサイズによってバンドギャップを調節することが可能であるため、粒径に依存した特徴的な発光特性を持ちます。
https://www.sigmaaldrich.com/JP/ja/technical-documents/technical-article/materials-science-and-engineering/microelectronics-and-nanoelectronics/quantum-dots
はっきり言って専門的すぎてどういう原理なのかはよくわかりませんが、「量子力学の謎パワーにより光の波長をうまいことコントロールできるようになった」という感じの認識です🙄
それにより従来高品質・高価格のバックライトを必要とした広色域パネルを低コストで作れるようになり、クリエイター向けモニターに匹敵する色性能を持ったゲーミングモニターが生み出されるようになりました
量子ドットとNanoIPSの違い
厳密にはNanoIPSも量子ドットの技術を使っています
ただ、いわゆる量子ドットを採用したパネルというのは、「バックライトに青色LED・カラーフィルタに量子ドットシート」を使ったものが主流
ディスプレイ市場で最も一般的な用途は、バックライトとパネルの間に非常に薄いフィルムまたはコーティング(「量子ドットエンハンスメントフィルム」または「QDEF」)を塗布して、バックライトからの光をフィルタリングし、より鮮やかにすることです。と飽和色。従来のW-LEDバックライトを使用するのではなく、実際には青色LEDバックライトが通常使用されます。
https://tftcentral.co.uk/guides/3-display-technologies-you-should-know-about-nano-ips-quantum-dot-and-fald
一方でNanoIPSは「バックライトのLEDに量子ドット」が使われています
LGのNanoIPS ™は、ナノメートルサイズの粒子とIPSテクノロジーを組み合わせた高度なディスプレイテクノロジーです。ナノ粒子は画面のLEDに適用され、過剰な不要な光の波長を吸収し、ほぼすべての視野角で、単一の画像やビデオからCGまでのコンテンツのより豊かな色表現を実現します。
https://www.lg.com/us/business/desktop-monitors/Nano_IPS_for_Computer_Monitors
使う場所は少し違いますがどちらも同じ量子ドット技術なので効果としては同じだと言えます



ちなみにNanoIPSはLG、量子ドットはSamsungがライバル同士で熱い戦いを繰り広げてる
量子ドットはどのパネルにも使える技術
量子ドットはカラーフィルターに使われているのでどのパネルにも使えます
つまりTN/VA/IPSに新しいパネルが加わったのではなく、これら既存のパネルに新しい技術量子ドットが使われるようになったということです
2022年3月末には有機ELに量子ドットを合わせた「QD-OLED」テレビが発表されました



量子ドットでゲーミングモニター界隈も高画質化がトレンドかもしれない
有機EL(OLED)とは


- 視野角
- 発色
- 応答速度
すべてを兼ね備えた最強のパネル
それが「有機EL(OLED)」です
有機ELとは「有機エレクトロ・ルミネッセンス(Electro Luminescence)」のことで、英語圏ではOrganic light-emitting diodeの頭文字を取って「OLED」と呼ばれます
通常の液晶との違い


通常の液晶モニターは
バックライト➡TFT液晶➡RGBフィルタ➡映像
というように、薄いパネルの中に様々な役割を持ったパーツが力を合わせて映像化してくれています


一方で有機ELは
OLED➡RGBフィルタ➡映像
有機物が自発光することでバックライトを必要とせず、画素単位での調節することができます
その結果コントラストが高く、視野角が広く、応答速度が速い、全部のせスペシャルラーメンのような性能を実現できるというわけです😤🍜



ぼくがかんがえたさいきょうのぱねる
弱点は寿命と価格
有機ELの弱点は「焼き付き」と「価格の高さ」
価格に関しては懐事情は人それぞれなので一概に悪いとは言えませんが、焼き付きに関してはかなり深刻な問題です
焼き付きとは
有機ELは有機物が発光する仕組みなので通常のLEDと比べて劣化が速いです
劣化が速いとどうなるかというと
- 輝度が落ちる
- 正しく色を表示できなくなる
- クッキリと残像のように痕が残る
こちらの動画では左上にクッキリとした焼き付きが起きています
このような焼き付きは、朝の情報番組とかバラエティ番組など、同じ位置に長時間ロゴやテロップなどが表示され続けることで起きてしまう現象です
焼き付きは液晶でも起こることはありますが、有機ELは焼き付きのリスクが高いため寿命が短いとされています



具体的な数値は謎だけどざっくり2倍ぐらいリスクがある
有機物が発光=劣化すると輝度低下
通常の液晶はバックライトの寿命は1万とか3万とか6万時間とあります
メーカーの公式サイトに見当たらなく、サイトごとに主張がバラバラなので信憑性が謎に包まれているところですが、有機ELの寿命は良くて4万、悪くて1万時間ぐらいと予想されると発表されています
米国エネルギー省の論文によると、OLED照明製品の予想寿命は明るさが増すにつれて低下し、25%の明るさで40,000時間、100%の明るさで10,000時間の予想寿命があります。
https://tftcentral.co.uk/articles/oled
単純に最大輝度で使うと寿命は減るということだけではなく、これ以上最大輝度が上げられないということであり、つまりHDRとの相性が最悪であるということがわかります
単純な価格と買い替え頻度の高さによるコスト
有機ELは価格もなかなかのものです
例えばソニーのブラビアで比較すると
型番 | パネル | サイズ | 解像度 | 価格 |
---|---|---|---|---|
KJ-55X80J | 液晶 | 55型 | 4K | 143,000円 |
XRJ-55A80J | 有機EL | 55型 | 4K | 261,350円 |
販売価格はおよそ2倍
寿命の短さを考えると、買い替え頻度も上がる可能性が高いので実質的なコストはさらに高くなります



性能はいいのに寿命と価格がネックで手が出しにくいのが現状
HDRコンテンツにはミニLEDがくる?
一方で液晶もただ黙って指をくわえているだけではありません
ここ最近ミニLEDを使った液晶モニターが販売されはじめています
量子ドットと組み合わせることによりコントラストと色の再現性を兼ね備えた、HDR特化とも言える新しい技術を合わせた製品も出てきて、今まさにパネル界隈は新たな時代に突入しているところなのです



ゲームなどではUIが同じ位置に表示され焼き付きしやすいのでミニLEDが主流になるかも
TN/VA/IPS結局どれがおすすめ?


それでは最後に結局どのパネルを選べばいいの?という疑問についてまとめて終えたいと思います
パネルの種類 | 視野角 | コントラスト | 発色 | 応答速度 |
---|---|---|---|---|
TN | ||||
VA | ||||
IPS | ||||
有機EL |
まず性能としては有機ELが圧倒的で、その他液晶は得意分野がそれぞれ違う形となっています
このことを踏まえると以下の通りにまとめられます
スクロールできます
パネルの種類 | esports | RPG | アクション | 動画視聴 | HDR | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
TN | ||||||
VA | ||||||
IPS | ||||||
有機EL |
つまりコスト度外視でいいなら有機ELがダントツ
しかし、最強と思われた有機ELもHDRに関しては相性が最悪
液晶も別にめちゃくちゃ最高とは言えるようなレベルではありませんが、ミニLEDやマイクロLEDの技術など伸びしろがある



今後はHDRを中心に発展していくと思うので有機ELはキツイかも
FPSなど競技向けはTNorIPS


競技性の高いゲームはTNはやはり強い
しかし技術の発展によりIPSパネルの応答速度やリフレッシュレートがかなり向上していて、現在最高スペックの360HzはIPSパネルしかない状況
このことから今後はTNパネルは絶滅する可能性も考えられます



ぜひメーカーのご意見も伺ってみたいところ
RPG・アドベンチャーなどグラフィック重視はVAorIPS


まったりと美しいグラフィックを堪能するにはVAがおすすめ
VAは「視野角が狭くて・色ムラがあって・応答速度が遅くて残像がヤバイ」というイメージがあると思います
しかし最近のVAパネルは言うほど悪くない
応答速度は確かに遅いけど、自分が使ってみた限りではオーバードライブの調節さえしっかりしてれば残像が気になることはありませんでした



日本向けには販売してないけどサムスンは海外での評価が高い
RPG・アクション・FPSなんでも合うIPS


ゲーマーといってもほとんどの人はいろんなゲームを遊びます
なので何かに特化しているよりも、まんべんなく万能に使えるIPSの方が使い勝手が良い
ジャンルもそうですが、日本の場合シーリングライトみたいな全体を明るく照らすタイプが主流なのでIPSの欠点となるバックライト漏れが気になりにくい
部屋が明るくても洞窟内など暗いシーンでは光漏れやコントラストの低さがやや気になるところですが、性能・価格・適正範囲の広さがとても使いやすくておすすめです



パネル界の出木杉君
パネルの種類については以上です
個人的には特にこだわらなくてもいいかなと思いますが、モニターを買う時の指標のひとつとしてパネルの種類による性能差や特性をみてご検討いただければと思います٩( 'ω' )و
お気軽にコメントください(´°v°)/ンピッ